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番外編: 昭和のいる・こいる [漫才]

昭和のいる・こいる



このようなほのぼのとした漫才がいいと思います。



三味線栗毛(しゃみせんくりげ)

五代目三遊亭圓生

続き

×「汚ない者と遊んだのだな。モウちっとサッパリした衣服きものでも着て来るがいいじゃァないか」
△「汚ない姿なりで来るのが訳ありだよ」
×「どういう訳だ」
△「大きな声では言えないが、御主君がお小使銭こづかいに困った時に、アノ按摩に借りがあるのだよ」
×「嘘をお吐つきでない」
殿「オ、錦木よく参ったな。面おもてを上げろ。不快じゃと申したが、ウーム大分痩やせたな。しかし早速の全快で芽出度いな」
錦「貴所様あなたさまにも御乗り出しで御恐悦申し上げます。少しも存じませんでおりましたところ、只今隣りの安兵衛さんから聞きまして一生懸命で飛んで参りました」
殿「錦木、其方そのほう今日こんにち参ったは初めて下屋敷で会うた折に、予が大名になる相があると申したな、その節約束致した事か」
錦「ヘエ、検校にしてやると仰いましたを楽しみに飛んで参りました」
殿「吉兵衛、彼を検校に取りたってやれ」
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