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番外編: 獅子てんや・瀬戸わんや [漫才]

獅子てんや・瀬戸わんや 「何んで行ったの」

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幼い頃に見た記憶があります。
YouTubeのコメントによると、昭和のいる・こいるの師匠だそうです。



三味線栗毛(しゃみせんくりげ)
五代目三遊亭圓生

錦「ところが先日、私の師匠が、人間の身体(からだ)の 御講釈を聞いて帰って来て、私に療治を教えながら言うのには、錦木お前も辛抱しろ、行く末は検校になるかも知れない。お師匠さん、冗談言っちゃァいけませ ん。イヤ冗談じゃァない、惣録屋敷の講釈を聞いて来たが、こういう節々の高い、こういう所がこういう肉付きの体格の者は、大名でなければならないそうだ。 お前はマァ盲目(めくら)の事だから辛抱すれば検校になれるかも知れないと、師匠が教えてくれました。それから以来お客様の療治をしながら身体中(からだじゅう)を撫でてみましたが、とんとございません。ところが、今夜初めて上がった貴所様(あなたさま)にお大名の体格がございます。しかし体格ばかりあっても家中から大名にはなれないと言えば、儒者や学者でも、盲目(めくら)ばかり相手にするので、馬鹿にして、好い加減なことを言うのでございましょう」
若「イヤ錦木とやら昔から相(そう)は人にあり、人は相にあり、福相でもその人(にん)の活動が薄いと貧相になる。また貧相の者でもその人(じん)の働きに依っては、福相にも勝るという。マァその様な事はあるまいが、万一、予にその相があって、大名に乗り出した折には、其方を検校に取り立ててやるぞ」
錦「有難いな。貴所様(あなたさま)が御大名になれは、私が検校に…真実(ほんとう)でげすか」
若「武士に二言はない」
錦「貴所(あなた)にはその相があるのですから、おなんなさいますよ。私も蔭ながら一生懸命に信心を致しております」
若「ウム明日(あす)は早く参れ」
錦「有難うございます」
 お暇(いとま)をして立ち帰りましたが、これが御縁になって、毎晩のように参ってはいろいろな話をするのを若様が楽しみに思し召しておりますと、バッタリ錦木が来なくなった。実は感冒(かぜ)をしくじらかしてドット床に就いたが、平常(ふだん)が如才ない按摩さんでございますから、長屋の者が見舞いに来る。
○「どうだえ、気分は」
錦「安兵衛さんですか、マァお上がんなさい」
安「イヤー大将座ってるな」
錦「どうぞお上がんなすっておくんなさい。お蔭様で大変今日は快(よ)うございます。二三日中に月代(さかやき)を剃(そ)ってお華主(とくい)を廻って来ようと思ってます」
安「よしな/\、軽はずみをして再発(ぶりかえ)すといけない。今だから言うが、一時は長屋の者も首を捻(ひね)った位。若いとはいいながら、マァ/\早く癒(なお)って宜(よか)った」
錦「それもこれもお長屋の方が御親切ゆえでございます。とりわけてお宅のお内儀(かみ)さんにはいろいろ頂戴物をいたしまして有難うございます。どうぞ宜しく仰って下さいまし。この御恩は死んでも忘れません」
安「そんな事は言わなくってもいい」
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